水の排水館③  


家庭排水とその対策 を大切にしよう 
◆家庭廃水はこんなに水を汚している
 私たちは大量消費社会で生活しています。この社会は、大量に廃棄することで成り立っています。私たちは知らず知らずのうちに環境中にたくさんのものを捨ててしまっているのです。
 ここで、私たちが台所から流している家庭廃水の実態について調べてみましょう。通常、廃水の汚れ具合の目安として「魚が棲めるようになるには、何倍の水で薄めればいいか」という希釈度で表します。
魚(コイ・フナ)が棲める水に戻すためには、どのくらいの水量が必要か?

流すもの 水の?倍
米のとぎ汁 600
コーヒー 1,000
ラーメンの汁 5,000
味噌汁
7,000
おでんの汁 15,000
牛乳 15,000
生ジュース 15,000
麦酒 16,000
コーンスープ 25,000
醤油 30,000
てんぷら油 200,000
マヨネーズ 240,000
   表は、ふだん私たちが台所から捨てているものがいかに環境に悪影響を与えるかを示しています。

 たとえば、米のとぎ汁を1リットル流したとき、600リットル(600倍)の水で薄めないと魚が棲める水質にはなりません。牛乳は1万5000倍、てんぷら油は20万倍です。マヨネーズにいたっては、何と24万倍の水が必要です。

 ただし、これらは比較的汚染に強いといわれるコイやフナに対する数値であって、アユやヤマメなど清流に棲む魚が生きていけるには上表の何倍もの水量が必要なのです。 このように私たちも水を汚しています。このほかにも歯磨き、シャンプー、洗濯洗剤、化粧品、日焼け止め・紫外線防止ローションなどを水を使って大量に洗い流しています。その結果、水が汚れて生態系を破壊し、食物連鎖や生物濃縮によってやがて自分自身に影響を与えることになるのです。このことに気づいた私たちは、家庭から出ていく汚れをできるだけ少なくしなければなりません。「元から断たなきゃダメ」なのです。 ところで私たちは、そんなに汚いものを捨てる直前まで食べたり飲んだりしていたのでしょうか。テーブルの上にあるときは料理といわれるのに、なぜ食後にそれらは生ゴミといわれるのでしょうか。

 いうまでもなく、マヨネーズも牛乳も汚いものではなく栄養そのものです。
 食べ物が水の中に排出されると、この栄養を求めて微生物が集まってきます。そして微生物が栄養物を食べるとき、酸素を消費するのです。水中に溶けることのできる酸素の量は、多くても10ppm(ppmは百万分の1)くらいしかありません。水中に栄養分が多くなると、それだけたくさんの微生物が集まってきて、あっという間に酸素を使い尽くしてしまいます。その結果、魚介類が酸欠で死んでしまうのです。

 また、水中が嫌気性といわれる状態になり、メタンガスや硫化水素などが発生します。いわゆる死の川、死の海の出現です。

 このように、私たちが台所から捨てているのは明らかに栄養なのですが、その栄養も自然の許容量を超えてしまうと環境をダメにしてしまうのです。
排水時の注意点 
 私たちは1日200リットル(台所・風呂・洗濯150リットル,トイレ50リットル)の水を排水しています。河川のよごれのうち、生活排水の占める割合は約7割と非常に大きいものとなっています。
 誤って味噌汁1杯(
200ml)を河川などに流したときにフナやコイが住めるくらいきれいにするには、7000倍の量の水 1,400リットル必要とされています。(牛乳200mlでは、3,000リットル,使い終えた油200mlでは、40,000リットル)

 ○私たちの日常生活で最低限、気をつけたいところは?
  ①風呂の残り湯を洗濯に使う。
  ②台所では、三角コーナーや排水口にろ紙を使う。
  ③天ぷら油やよごれた食器は紙で拭き取ってから洗う。
  ④米のとぎ汁は、樹木や畑にまく。
  ⑤洗剤及び石鹸の使用量は適量とする。
●水の環境問題
 遺伝子を変異させる物質、ダイオキシン。発ガン性物質、トリハロメタン。このような様々な物質が水を汚染しています。水質汚染によって、私たちの生態系が犯されつつありますがその原因は、私たち自身にあるようです。
水質汚濁の原因とは 
川や海の汚染の約70%が家庭からの生活排水が原因だと言われています。その中でも、台所からの汚染が約40%を占めます。生活排水は下水道で処理されたとしても、元のきれいな水に戻るには、すごく時間がかかるのです。ほんの1ccの油を魚の住める水質までに戻すには、約200リットルもの水が必要だと言われています。人口の増加に伴って、水の汚染と利用量 の増加は避けることができないことです。だからこそ、私たちの手で守っていかなければならないことがあるのではないでしょうか。


私たちにできること 

 汚れた水を浄化することも大切なことですが、それ以上に「水を汚さない」、「水を節約する」ことが重要です。そのためには、以下のことをヒントにして、自分にできることを考えてみてください。
1)水の危機を知る
 
水を汚染し、ムダ使いしているのは自分自身なのです。
2)徹底した節水を心がける
4R(やめる、減らす、再利用する、再資源化する)が基本。
◆頻繁に水道の蛇口を締める。
 トイレ、歯磨き・洗顔、お風呂など、洗い流すとき以外は蛇口を締めましょう。
◆節水コマをつける。
 節水コマは、水道管に挿入する節水用部品で、水量が約半分になります。
◆トイレのタンクに栓をしたビンなどを入れて、タンクに貯まる水量を少なくする。
◆トイレの水を消音のために使わない。
◆お風呂の残湯を洗濯・トイレ・庭の水まきに利用する。
◆洗車をやめる
 ヨーロッパではほとんど洗車はしていません。
3)料理くず、食べ残しを流さない。
 
先進国で生活している私たちは、買ってきた食べ物のうち30〜40パーセントを生ゴミとして捨ててしまっています。また、これらを配水管に流すとつまりの原因になるだけでなく、水汚染の大きな原因になります。
4)洗剤・石ケン・シャンプーの使用量を少なくする。
 
汚れの落ちが悪いからと、石ケンをたくさん使うのでは意味がありません。環境に良いものであっても、必要最小限の使用にとどめることが必要です。今でも、世界の8割の人は石ケンを使っていないのです。
5)化粧品の使用を最小限にする。
 
日本だけでも年間36万トンもの化粧品が使われ、洗顔時に流れ出ています。
6)米のとぎ汁を植木や庭の植物にかける。
7)雨水をタンクに貯めて、トイレの水や洗車用に使う。
 
本来「雨水」は蒸留水であり、非常にきれいで安全な飲み物のはずです。しかし、飲み水には適さず、トイレや洗車などの「中水道」にしか使用できない現実を考える必要があります。大気中に放出された有害物質が溶け込み、汚染されてしまったのです。

河川の汚染  

 日本では、ほんの30〜40年ほど前は、多くの川で泳ぐことができました。魚の種類も今よりずっと多く、特にきれいな水にしか棲まないアユもたくさんいました。そして、カエル、カニ、カメ、ホタル、シジミ・・・・、一世代、二世代前の人たちは、いろんな生き物に触れることができたのです。
 当時も家庭からの排水が川に流れ込んでいましたが、まだ量が少なかったため自然の働きで回復していました。「三尺流れて水清し」「すべてを水に流す」という言葉が生まれたのも、人間の活動が自浄作用の範囲内で行われていたからでしょう。
 ところが高度経済成長時代に入り、大量生産・大量消費があたりまえとされるようになりました。この社会は、大量廃棄を前提にして成り立っています。その結果、大量の廃棄物が、煙として、スクラップとして、また汚水として排出されました。これが公害として多くの人々を苦しめています。この公害は、最近では発展途上国にまで広がり、国境を越えた地球環境問題へと発展しているのです。

自浄作用の限界を超えた河川

 河川には大量の生活排水や産業廃水が流れ込んでいます。家庭からはトイレからの汚水と台所やお風呂からの生活排水が排出されています。トイレからの汚水は下水処理場や浄化槽で、ある程度は処理されますが、生活排水はまったく処理されずに河川にたれ流されているのです。
 実は、生活排水の方がトイレからの汚水よりも2倍以上も有機物を多く含んでいます。これが人口の極端に集中している都会の河川に大量に流れ込んでいます。もう自浄作用ではどうにもならないほど水が汚れてしまいました。最近、合併浄化槽で生活排水を下水と一緒に処理しようという動きがあるのはこのためです。

きれいな川が戻ってきたが・・・・

 ここ10年ほどで排出基準の強化によって産業廃水が減り、都会の川が少しずつきれいになっているようです。魚が戻ってきた川もたくさん出てきました。しかし安心してはいられません。
 以前はヘドロや藻の繁殖といった、黒色や緑色の目に見える汚染が主でした。ところが最近の川は、透明に見えても猛毒のダイオキシンやPCB、また有機塩素化合物などが含まれていることがあります。
 見た目には美しい、発ガン性の高い水の流れる川。こんな皮肉な状況は一刻も早くなんとかしなければなりません。

湖の水質が最悪に

 環境庁は、平成7年12月1日、「平成6年度の湖沼の水質が、記録のある昭和54年度以降最悪になった」と発表しました。環境基準を達成している湖沼は4割にすぎず、前年と比べても5.5パーセント減少しているとのことです。平成6年度はまれにみる渇水と酷暑に見舞われた年です。このため河川や山岳地帯からの水量が減り、また高温のために湖の内部でCOD(酸素を消費する成分)が多く発生したと考えられます。

BODとCOD

 水の汚れを表すのにBODとかCODがよく使われます。いずれも水の中に含まれる有機物の量を示す指標です。
 BODはBiochemical Oxygen Demandの略で、生物化学的酸素要求量といいます。密閉ガラス瓶に水を入れ、20℃で5日間放置しておくと水中の酸素が減少します。この減った酸素の量をBOD値としています。これは水中の有機物を食べる際にバクテリアが酸素を消費するためで、水中の有機物が多いほどBODの値は大きくなります。
 一般に、BODは河川の汚れの指標として使われています。BODは必ずしも水中の有機物の全量を表すものではありません。バクテリアによって分解しにくい有機物はBODとして表すことができません。人工の物質や木やパルプの成分であるリグニンなどがこの例です。
 また毒性の強い有機物が含まれているとバクテリアが死んでしまい、BODの値が極めて低くなります。石ケンや洗剤などでBODの値が低いからといって、それだけで環境にやさしいとはいえないのです。
CODはChemical Oxygen Demandの略で、化学的酸素要求量といいます。酸化剤を使って水中に含まれる物質を化学的に酸化して測定します。このとき減少した酸化剤中の酸素分をCODと呼んでいます。一般に、CODは湖沼と海の汚れの指標として使われます。
 CODの値も酸化剤で酸化できない物質は測定できないこと、有機物でないものまで酸化されてプラスの誤差となることなど、正確な有機物の量は測れません。
 このようにBODやCODは問題が多いので、今後はTOCという指標が使われることが多くなると思います。
 TOCとはTotal Organic Carbonの略で、全有機性炭素を表します。

湖の汚染の原因は生活排水

 多くの湖は陸地で囲まれているために、湖水が海のように大量には入れ替わりません。こういう水域を閉鎖性あるいは停滞性水域といいます。このため周囲の山林からの落ち葉などの流入によって、リンや窒素といった栄養塩類が蓄積することになります。
 しかし自浄作用が働いている間は、藻やプランクトン→小魚→中型の魚→大型の魚→微生物という食物連鎖がうまく働き、汚染はごくわずかずつしか進みません。ところが最近は、私たち人間が排出する生活排水によって湖の汚染が著しく加速されているのです。洗剤に含まれるリンや窒素、油や生ゴミに含まれる有機物によって栄養過多の状態、つまり富栄養化が進んでいます。
 富栄養化が進むと藻やアオコなどが大量に繁殖し、湖面が緑色に染まったり、真っ赤な赤潮が発生することになります。そしてそれらが大量の酸素を消費するために湖水が酸素不足となり、魚をはじめとする水棲生物が死んでしまうのです。
 私たちは水のムダ使いによって湖水を減らし、生活排水を流すことによって湖水を汚染しつづけています。そしてやがては生活を支えている湖そのものを失い、そのとき改めて湖の大切さを理解するのかもしれません。

家から出る水がみずを汚す!?
☆以前は工場排水が最も川を汚していました。
 しかし様々な法律ができ工場からの汚水は減りました。工場排水に代わって生活排水が川を汚しているのです。

☆日本の下水道普及率は50%以下でほとんどの街では生活排水は垂れ流しです。特に台所からの排水が川を汚しています。
 台所の排水には人間様の食べ残した栄養分がたっぷりの水が含まれています。
 その栄養分を分解するため微生物が水中の酸素を使い果たしてしまい魚が死んでしまうのです。

☆日本の下水道普及率の低さは、深刻な水の汚染を引き起こす大きな要素となっているのは確かなのです。

ゴミが水を汚す!?
☆家から出るゴミのなかでリサイクルされるものは、ごく一部でそのほとんどは燃やされて灰になります。
 しかしプラスチックを燃やすと有毒物質が発生し雨などによって流されて水が汚染されてしまいます。
 もちろん水は地球をめぐっているわけですから、やがては人間が罰を受けることになります。

☆実はこの有毒物質は、プラスチックを燃やす時だけではなく、ありとあらゆる可能性を通って発生していきます。ですから、大切なのはゴミをリサイクルしたり減らすことなのです。

米の自由化で洪水が起こる!?
☆米の自由化と洪水、全く関係のないように思えますが、実は、2つをつなげる理由があるのです。というのは、日本の主食である米が自由化されると、国内の米をつくっている農家が輸入米に負けてしまい、日本の農家が減っていくのです。

☆同時に、水田が減ることになります。
 日本全部の水田の貯水能力は、サンシャインビルの70万杯以上もあり、日本のすべてのダムの3倍以上というのですから、もし日本から水田が減れば、降った雨が直接川に流れ込んでしまい、洪水になってしまうのです。

田んぼは日本のダム!?
☆コンクリートで固められた都市では、雨が降ると、水が集中しやすく、川が増水したり、道路が川になってしまいます。
 しかし、水田があれば、水田が水を保持してくれるので、雨が多量に降っても、ダムの役割を果たしてくれるので、川が増水したり、道路が川になるようなことが起こりにくいのです。

☆正確にどれくらいの水が保水されたのかは測定されていませんが、その量は81億トンにもなるといわれています。

ハイテクはクリーンか!?
☆今やコンピューターが欠かせない時代になりました。そのコンピューターを作る時には数ミクロンの汚れが故障の原因となるので、薬品などを使って洗います。その時に地下水を使うので、地下水の汚染が進行していくのです。

☆工場排水などで川や海が汚れる場合には、目で見えるので原因となる工場を特定できたのですが、それが見えない地下水汚染となると工場の特定は難しくなります。

☆1981年にアメリカのシリコンバレーで地下水汚染が発見され、その地下水を飲んでいた人々の異常出産は通常の2〜3倍も起こりやすくなっていました。
 こういったことは目に見えないので、その実態がつかみにくくなかなか行動を起こしにくいのです。しかし汚染は確実に進んでいるのです。

服はきれい、川は汚い!?
☆服をきれいにする洗剤は川を汚します。
 かつて、石油からつくる合成洗剤には、微生物の栄養となる物質が含まれています。

☆栄養が増えるのだから川の生き物にはいいように聞こえます。
 しかし実際には、栄養によって異常に増えた微生物が水の酸素を使い果たし、魚が生きていけなくなります。
 最近はそのことが新聞やテレビなどで大きくとりあげられ、洗剤はかなりよくなりました。

☆しかし栄養となる物質が取り除かれても問題は残ります。
 合成洗剤はセッケンに比べ分解されにくく毒性も強いのです洗剤は適量以上に使用しても洗浄能力に変化はないのです。
 だから洗剤を適量以上に使用しない、それが川を守るコツなのです。

台所が川を汚す!? 
☆川の汚れの60〜70%は生活排水です。
 日本の下水道普及率は50%以下なのであり、このことは日本の半分以上の家が生活排水を垂れ流しにしているということなのです。
 そのなかでも特に水を汚しているのが台所の排水です。例えば一杯の味噌汁を魚が住めるようにするには風呂おけ5杯分もの水が必要となります。これが油となるとなんと風呂おけ330杯分もの水が必要となるのです。

☆台所はどこの家でも使うので、そのほとんどから垂れ流しにされていることを考えると、その影響がどれくらいなものなのか想像するのも恐ろしいものです。

川の汚れは人の汚れ!?
☆私達人間も含めたすべての生物は、ほとんどが水でできています。
 水でできているのに形をとどめていることができるのはほとんどの水が細胞膜によって細胞内に閉じ込められているからです。

☆体のほとんどが水ですから、水を外部から取り込まなければいけません。
 だから飲料水が汚染されれば、体は正しくはたらかなくなってしまいます。人間は自分で川を汚して結局、自分の首をしめているのです。

地球は水の惑星!?
☆地球は「水の惑星」とよく言われます。
 これは太陽系の星の中で液体としての水が存在するのは地球だけだからです。そして、このことが地球上に生命が誕生したという奇跡を起こした要因の1つです。

☆では、なぜ水が生命誕生と関係があるのでしょうか。
 それには数多くの理由があるのですが、そのうちの1つに水が蒸発することと関係があります。というのは、水が蒸発するときには多くの熱を奪います。そのため、太陽に温められた地球は温度を安定に保つことができるのです。

海水をのめるようにする!?
☆降った雨はやがて海へと流れていきます。日本の川は急なのですぐに海水と混ざってしまって飲めなくなってしまいます。これはとってももったいない話です。海の水を飲めるようにすれば水不足に悩むこともなくなるかもしれません。

☆そこで考えられたのが「逆浸透法」というものです。
 原理は以外に簡単でナメクジに塩をかけるとナメクジの水が塩に吸い取られるという現象の逆をやればいいのです。この場合ナメクジが飲める水だとすると塩が海水です。普通ならば、飲める水が海水に吸収されてしまいます。ところが海水のほうに圧力をかけてやると飲める水がしぼりだされるように出てきます。これが「逆浸透法」です。

☆この技術は、わき水の出にくい、はなれ島の飲み水を作るのに利用されています。
 わざわざ手を加えているので、わき水を利用したり雨の水を利用する私たちの水道水より高価になったり、大量の水をいっぺんに作り出せないなどの欠点があり、それほど都会のほうには利用されない技術なのです。

☆しかし、この技術によって雨の少ないところやわき水のでないところで暮らす人々は助けられています。

太平洋の真ん中が汚染されている!?
☆雨は空気中のあらゆる物質をとかし、町の汚れも洗い流します。
 その水は川を下りやがては海へとたどり着きます。驚いたことにこの汚れた水は広大な太平洋の真ん中にまでとどいているのです。

☆流れ出した化学物質は海流にのって意外な速さで広がり、今や南極のペンギンからも有害物質が出てくるのです。いかに地球の水がめぐっているのかがわかります

☆それと同時に私たちが汚した水が私たち自信を傷つけているとも言えるのです。


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