水の排水館④


下水道もの知り辞典
「地下」で暮らしを支える下水道。実はそこには、たくさんのヒミツがかくされている。
1
マンホールのふた
答えはカンタン。フタが丸ければマンホールの中に落ちることがないからです。ちなみにマンホールは、下水道管の中を調べたり、掃除するための出入口です。

2
下水道管の大きさ、形
下水道管の大きさは、直径25cmのものから7mに及ぶものまでさまざま。2階建ての家がスッポリ入る高さ8.3m、幅7.2mの四角いものもあります。

3
下水道管を全部つないだら?
23区の下水道管を全部つなぐと、なんと約15000kmの長さになります。
15000kmとは、東京からオーストラリア・シドニーを往復した距離に匹敵します。


4
下水処理場の総面積
23区内に12ケ所、多摩地域に7ケ所の計19カ所が現在稼働しています。総面積は407万m2で、東京ドームの敷地面積の約90倍という巨大な広さとなります。

5
どのくらいの下水を処理していると思う?
23区で471万m3、多摩地域で108万m3。東京都全体の一日の下水処理量は、約579万m3。イメージしやすいように「東京ドーム」に換算すると、なんと約4.7杯分。

6
家のすぐそばを流れる川
神田川の柳橋周辺では9割以上が、また、隅田川の両国橋周辺では7割以上が下水の処理水です。下水道の普及によりリバーサイドは今や都民のいこいの場となっています。

生活排水汚濁

 川や海などの水質の汚濁は、重金属や有害化学物質による汚濁と、有機性汚濁とに大きく分けられる有機性汚濁は、家庭からの生活排水や農地に降った雨が肥料や養分を含んで河川などに流入することによりもたらされるが、不特定の広い範囲から発生するため対策が困難である。有機性汚濁は、主にBODやCODによって計られるが、日本の水質環境基準の達成状況を見ると、近年大きな改善を見ていない。このため、湖沼や内湾などの閉鎖性水域では、富栄養化による水道水の悪臭、赤潮の発生による漁業被害などさまざまな問題が発生している。富栄養化による水域の水質悪化を防ぐためには、生活排水を適切に処理することが必要になる。近年は、生活排水対策の有効な手段として、合併処理浄化層の設置が進められている。これはまた、途上国における生活排水処理対策としても有効な手段になると考えられている。

1 有機性汚濁


 川や海などの水質の汚濁は、重金属や有害化学物質による汚濁と、有機性汚濁とに大きく分けられる。重金属や有害化物質による汚濁は、主に工場など特定の発生源からもたらされる。これに対し、有機性汚濁は家庭からの生活排水や農地に降った雨が肥料や養分を含んで河川などに流入することによりもたらされる。工場からの汚濁は、そこに排水処理施設を設けることにより解決されるが、有機性汚濁は不特定の広い範囲から発生するため対策が困難である。有機性汚濁は主にBOD(生物化学的酸素要求量)やOCD(化学的酸素要求量)によって計られている。日本の水質環境基準の達成状況を見ると、重金属や有害化学物質については、公害対策の成果もあり、大幅に改善しているが、BOD(河川)、COD(湖沼・海域)については、河川のBOD値を除き改善を見ていない。

2 富栄養化の起す問題
 湖沼や内湾などの閉鎖性水域は、汚濁物質が蓄積しやすい特性がある。流域の人口の増加とともに流入する生活排水も増加するが、そこに含まれる窒素やリンが蓄積することにより、水域におけるそれらの濃度が上昇する。窒素やリン濃度の上昇は、藻類や水生生物を繁茂させ水質を悪化させる。これが富栄養化である。富栄養化は、水道水の悪臭、赤潮の発生による漁業被害などさまざまな問題を引き起こしている。

3 生活排水対策

 富栄養化による水域の水質悪化を防ぐためには、生活排水を適切に処理することが必要になる。長い間、生活排水処理は、主に下水道により行われてきた。しかし、下水道の整備には時間とお金が必要であり、大都市周辺域での急速な住宅地の拡大に対応できない状況にあった。さらに、水洗化への要求により、各地で単独処理浄化槽が多数設置されたが、性能が十分でなく、これが河川や水域への流入負荷量を増大させた。また、単独処理浄化槽は台所や風呂からの生活排水は処理しない。このため、そこからの汚濁は河川や水域にそのまま流入しつづけ、富栄養化の原因となっていた。これに対して、台所や風呂からの排水も併せて処理する合併処理浄化槽が開発され、性能も次第に向上してきた。これは、台所や風呂からの生活排水も処理するため、水域へ流入する負荷の全体量を削減させる。このため、近い将来に下水道の普及が見込めない地域においては、生活排水対策の有効な手段として、合併処理浄化槽の設置が進められている。
 近年、多くの途上国で、大都市への人口流入と都市域の拡大が急速に進んでいる。これに対して、下水道等の都市基盤整備はなかなか進まず、大量の生活排水が処理されずにそのまま河川等に流入している。そして、このことが深刻な水質汚濁を引き起こしており、早急な対応が求められている。この問題に対しても、合併処理浄化槽の設置は、有効な対策の一つになると考えられている。


上水道に関する用語集 
オゾン 3つの酸素原子からできた分子(O3)で、空気中の酸素と太陽光線によって作られます。オゾンはフッ素に次ぐ強力な酸化剤であり、これを利用して色度、異臭味の除去、有機物の分解を行うものである。しかし、副生成物を生じるため、日本ではオゾン処理の後に活性炭吸着処理を行うこととされている。
活性炭 水の中の不純物を吸着する性質を強めた黒い炭。
下方注入式オゾン接触槽 濃度の高いオゾンガスを効果的に反応させるため、水流エネルギーを利用して溶解反応させる下方注入方式の接触設備(Uチューブ)。
凝集沈澱池 混和池、フロック形成池、沈澱池の総称。
傾斜板(沈澱池) 沈澱池の固液分離部に傾斜した板を多数設置し、沈降面積を増やし、処理能力を向上させた沈澱池。
懸濁物質 浮遊物質とよばれ、水の濁りの原因となる物質。
原水 浄水処理を行う前の水。(淀川の表流水)
コージェネレーション
システム
石油やガスを燃料として、発電機を回して電気をつくり、発電時に発生する排熱を回収、工場の熱利用や業務用ビルの冷暖房、給湯に利用するシステム。
混和池 原水に凝集剤を注入して、迅速に混和させる池。
再凝集混和池 2回目の処理(処理途中の水に薬品を混和させる池をいう。)
次亜塩素酸ナトリウム 水酸化ナトリウム溶液などに塩素ガスを通じてつくった塩素材。
上向流流動層方式 流体と固体との接触操作のために、装置下部から流体を吹き上げ、固体粒子を浮遊懸濁状態に保つ反応装置。粒状活性炭吸着設備の場合は膨張床とも呼ばれ、加圧型と開放型がある。活性炭は槽内で膨張層を形成し、徐々に下降しながら、下部から導入された原水と接触して連続的に排出される。損失水頭が小さいこと、頻繁な洗浄を必要としないこと、細かい活性炭を使用できるため接触時間を短くできることが長所である。しかし、流量 の変更がむずかしいことが短所である。
ダイオキシン 水素原子の一部あるいは全部が塩素原子に置換したポリクロロジベンゾパラダイオキシン(PCDD)かPCDDの一種ある2,3,7,8-テトラクロロジベンゾパラダイオキシン(2,3,7,8-TCDD)を指す。TCDDも含め、PCDD類は不純物として生成されるだけでなく、ごみ焼却場などのように有機物と塩素化合物が反応したり、製紙工場でパルプを漂白する際に発生することが確認されている。
着水井 浄水場に入ってくる原水の量を調整または流量計流のために設ける池。
沈澱池 原水中の浮遊物質を自然にまたは凝集剤の使用により沈める池。
トリハロメタン メタンの水素原子3個が、塩素、臭素、あるいはヨウ素に置換された有機ハロゲン化合物の総称。水道原水中に存在するフミン質などの有機物を前駆物質として、塩素処理によって生成する。なかでもクロホルムは発癌物質であることが明らかになっている。水道水質基準は総トリハロメタンとして、0.10mg/L以下である。
排水処理 沈澱池に堆積した懸濁物質、ろ過池の洗浄水に含まれる懸濁物質が汚泥として発生する。この汚泥は濃縮され、脱水されて固形のいわゆるケーキとして処分される。この工程を排水処理という。処理方法には、天日乾燥方式、石灰添加加圧脱水方式、無薬注加圧脱水方式、造粒脱水方式、凍結融解方式がある。
バクテリア 核膜、ゴルジ体、ミトコンドリアなどの細胞小器官を持たない単純な原核細胞からなる単細胞生物。
微生物の不活化 微生物が、外的な要因によって生命体としての機能や増殖性、感染性、免疫原性などの生物学的活性を失うこと。
フロック 水に凝集剤を混和させたときに形成される凝集体。
フロック形成池 凝集剤の混和後、ゆるやかな撹拌を行い、微少なフロック粒子同士を衝突させて合体し、大きなフロックに成長させる池。
有機物の分解 生物に由来する炭素原子を含む物質の総称を有機物という。これを、個々の要素に分けること。
ろ過速度 原水または予備処理水が1日にろ過池の砂面を通過する長さ。
ろ過池 ろ材を用いて濁質の除去とその濁質を抑留しておくことを目的とした池。
ろ材 ろ過に使用する材料をいう。主として砂、珪藻土、アンスラサイト、活性炭が用いられる。
本当もある
変ちくりん妙ちくりんな
下水道用語集 
土管だよ??!
 <ア行>

足掛け金物→主に下水道では、マンホールの出入りの際に人間が昇降する梯子の役をになうもの。材質は最近ポリプロビレン被覆のものが多い。

悪臭→生活環境を損なう恐れのある不快な匂い。下水道では、アンモニア・メチルメルカプタン・硫化水素等である。

粗目スクリーン→有効間隔50cm〜10cmのスクリーン。大まかにごみなどを取り除く役割を持つ。一般には、沈砂池の前スクリーンなどとして設置する。

上投げ→ランクの下の業者が、ランク上位の業者に仕事を丸投げすること。下請けではなく、上請けなどとも言う。道路舗装工事などでは頻繁に。

<カ・サ行>
角落し→壁や橋脚の内側に溝を設け、ここに角材や板材、鉄板などを落して水をせき止める簡単なゲート。通常、仮設や修理のためなどに一時的なゲートとして用いられる。

径深→潤辺とセットで流量計算によくでてくる単語。
径深(R)は【流積(A)÷潤辺(S)】で求めることができる。

公共下水道→処理区内の各家庭から排出される汚水及び雨水を、道路下に埋設されたパイプ等を使用し流末処理場又は、排水機場へ流下・処理する施設。

なお、集落排水とのもっとも大きな違いは、公共用水域(該当地域)の水質浄化及び保全であり、ゆえに処理区を面積としてその区割り内の排水すべてを対象とする。
国調(コクチョウ)→国土調査の略語で、実務者がよく使うことば。
使用例として、
A氏「ここの境界どうなってんのかなぁ、下水管が民地入ったらヤバイしなぁ。」
B氏「あぁ、ここにある杭は国調杭だから用地は確定してますよ。この線を結んだ中なら大丈夫ですヨ。」
という感じでしょうか。
調査内容として、「土地分類調査」、「水調査」、「地積調査」があります。

最初沈澱池→処理場にある池で、流入渠からそれこそ最初に通過する池。ここで大まかにゴミや比重の高い汚物などを沈めてその上澄みだけを次のステップへおくる。
略して「ショチン」などとよく言われる。

止水・可撓支管→マンホール可撓継ぎ手と同様な効果をねらった商品で本管と取付管の接合部に用いる。接合部に水膨張ゴムなどを使用し、止水性と可撓性の両方を兼ね備えているのが特徴。

集落排水事業→農林水産省管轄の下水道施設で、下水道法上では「下水道類似施設」として定義されている。
主な目的は、農業集落または漁業集落などの1)水質面からみた「土地条件」の優劣を解消することによる農地流動化への寄与、2)農業関係者などの定住条件の整備、3)共同維持管理を通じた農村コミュニティの維持強化、などがあげられる。

潤辺(潤辺長)→流量計算をするときに出てくる用語。
水路壁と水の接する部分の長さを示す。
あくまで「潤う辺」であるため、大気と接する水面幅は加えない。

人孔→下水道業界用語。すなわちマンホールのこと。名づけ親は三田さんという人らしく「man−hall」を直訳したらしい。横浜の外人居住区に設置したのが最初だとか?

実流速→本来、下水道の設計(円形管)においては満管での流速が基本であるが、どうしても急勾配の管布設などでやむを得ず一応の納得を得るための詭弁的論法のひとつ。

下請け→頼まれれば「人○し」以外の事は概ね受けてしまう組織、または個人。
原則的に業務委託の場合は下請けは禁止であるため、常に日の目を見ない、闇の存在である。
中国の蛇頭の如くその実体は不明である。

粗度係数→流れに接する面の粗骨の程度をあらわす係数をいい一般にnで表わされる。
下水道管渠の場合は、主としてヒューム管、陶管またはコンクリート製水路等はn=0.013を標準とし、塩ビ管、強プラ管などはn=0.010を基準としている。近年、それらを見直し実状にあった係数に修正しようと言う動きがある。

<タ・ナ行>

地下水→広く知られた言葉であるが、地下構造物を築造する際にちょっと恐怖を覚える水である。下水道工事では地下水脈を遮断せずに施工することが望ましい。

DL(デルターラインの略)→縦断図や横断図などを書くときに必要な基準となる線。
 世の中で言うと一般的な判断の基準・基本となる常識のライン

土量変化率→掘削した土(発生土)を埋め戻す時などに出てくる率。

生汚泥→沈殿池から引き抜いたばかりで、汚泥処理の過程をまだ経ていない汚泥を言う。

ヌメリ効果→下水管渠の材質に関係なく、年月とともに管渠内側に発生するもので、管材別の粗度係数をも均一化してしまう天然の被覆である。
既設管調査などで下水管渠内に入るときは、非常に危険なので足を滑らせないように十分気をつける事。

農集→正式名称は、「農業集落排水事業」。(類義:漁集)
公共下水道とは若干ニュアンスが異なるが、農村部などの水質保全、農業従事者の生活環境向上などを目的に進められる事業。
公共下水道との最大の相違点は、面的に発生する排水の浄化を目指し水量の算出を行う公共下水道に対して、排水の発生する家屋数を限定して総水量を算出する農集、というその考えかたにある。
ちなみに「公共下水道」は建設省、「農業集落排水」は農林省が進める事業である。
さらにちなみに、建設省サイドは農集や漁集を指して、「下水道類似施設」などというタカビーな表現方法を使用している。

<ハ・マ行>
副 管→マンホールにおいて、流入管と流出管の落差が60cm以上ある場合は、一般的に維持管理を考えて副管を設置する。またあまりに役所側の言い分とこちら側(コンサル会社)の言い分に違いがある時も何らかの妥協点を見つける為に、時には副管を設ける場合もある。
ビューポートビューポートとは決められた範囲内でみる視点の意味と思われる。(本来の使い方とはずれてるらしい?)
>たとえるなら壁に四角い穴をあけておきその穴から外の様子を見ている状態。
>この穴の向こう側に縮小(凹)または拡大(凸)レンズをおいておけば外の風景が大きくなったり小さくなったりします。このレンズが縮尺であり、異なる縮尺を1枚の図面に収めるミソなのです。

マニングの式→流量計算に用いられる計算式で、ひと昔前によく使われた、クッターにとって変わる式とされている。
Q=Av=A×(1/n)×R^(2/3)×I^(1/2)
Q=流量(m³/s) A=流積(m²) n=粗度係数 R=径深(m) I=動水勾配(sin?の?が小さいときは水路床勾配)
一般に小口径管の場合、粗度係数n=0.010の管渠はほとんど両式による差がないがn=0.013の管渠になると、マニング式のほうが、流速流量とも大きな答えがでる。
また、大口径管渠になるとほとんどの場合クッター式のほうが流量、流速ともおおきな答えになる。

マンホール→下水道管渠を点検清掃するために設けられる維持管理孔。設計者の間では人孔と呼ばれている。
従来人孔といえばコンクリート製のものがほとんどで、しかも現場打ちコンクリートにより築造されていた。
しかし、近年ではコンクリートメーカーにより二次製品化されたため、同じコンクリート製でも組立式マンホールが主流となっている。
また更に極最近ではコスト縮減のアオリもあいまって、また狭隘な道路でも施工が容易なことなどから、小口径塩ビ製マンホール(マシンホール)なるものがハバをきかせている。
なお、マシンホールにも塩ビ製のほか、コンクリート製、レジンコンクリート製等がある。
マンホール(人孔)=直訳:「人のあな」_←対義語→_マシンホール=直訳:「機械のあな」

マンホール可撓継ぎ手→耐震、地滑りなどの対策用に主に使用される。(関連:ロング継ぎ手)
コンクリート製マンホールと管渠の接合部に用い、縦方向の力に対し可撓性を発揮する。
形状はゴム製のものが多く、特殊な接着材でコンクリート製マンホールに接着する。

マンホールポンプ→地形的にどうしようもない状況下の時、低地から高地へ圧送するための施設。当初は大都市など地上にポンプ場施設を建造していたが(大都市中心に事業が進んだため)、小規模な市町村などの事業開始に伴い、より安価で小スペースが進み、小規模なマンホール形式ポンプ場が開発された。以来各市町村での普及が急速に進んでいる。

みかけの粘着力→もともと粘着力がない土に水分を与えることによってできる粘着力のこと。砂遊びをイメージしてみると想像がつくのでは?

モデル空間とペーパー空間
 1.すべての作図は「モデル空間」において行い、仮に異なる縮尺を1枚の図面にするときであっても実寸(S=1)で行う。
 >ちなみにモデル空間は無限大と考えてよい。
 2.一通り作図が終了した後に「ペーパー空間」を設定し、「ビューポート」を用いレイアウトを行う。(xpコマンドを使うのがみそ)

モデル空間の浮動とタイル
 1.モデル空間(浮動)では図面枠の中の窓(ビューポート内のモデル空間)の中でしかカーソルが動かない。
 2.モデル空間(タイル)では画面いっぱいにモデル空間が表示される。この状態で紙の大きさも縮尺も気にせず自由に書くことができる。
 ※ペーパー空間を設定し、モデル(浮動)で縮尺を与えた後の作業は、モデル(タイル)で行うと楽ちんでした。(出力時のみペーパーで出力する。)

元請け→神にも近い存在である。
バブリィな頃曰く、「ウチは量(継続した仕事)で保証してんだから、この値段(安く)でやれ!」
この超不景気の時曰く、「この仕事が無いときにも出すんだから、この値段(安く)でやれ!」
追伸:こちらの努力が報われて、役所からリピーターで再び発注された時曰く、「こんどは2度目なんだから慣れてんだろ、もっと安くやれ!」

<ヤ・ラ行>
薬注→下水道では、推進工法などの立坑築造時に止水、または、地山の崩壊を防ぐことを目的に行う工法。
一重管、二重管があり、土質により使い分ける。

流出係数→全降雨量に対する下水管渠に流入する最大雨水流出量の割合を言う。
わかり易くいえば降った雨の全部が直接流れ出すのではなく、地下浸透や凹部の抑留又は蒸発など他に消失される量の係数である。
その流出係数は地勢・地表勾配・地質・土地利用状況・降雨強度・降雨継続時間等により異なるが、一般的には土地の利用状況によりあらわされることが多い。

ロータ→電動機、ポンプまたはタービンなどの回転する部分(回転子)をいう。電動機での回転子は、巻線、整流子、鉄心、主軸などで構成される。

ロング継ぎ手→耐震、地滑りなどの対策用に主に利用される。(関連:マンホール可撓継ぎ手)
使用箇所は、地震などの際最も引っ張りの力がかかるマンホール部であり(マンホール短管のようなもの)、横方向の伸縮に効果を発揮する。
また、マンホール用可撓継ぎ手と併用すると、より一層の耐震効果がえられる。


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