水のことわざ・格言館①    


そして、水の言葉は生まれた。
 「水と人間」をテーマにした、諺や故事・名言が、世界中に多数有ります。水を尊び、水と共に行き、水に笑い、
そして時には水に苦しめられた人々。そこには、長い間の経験を通して選られた様々な知恵があり、知識の集積があります。
 ところが最近、こうした「水の言葉」が若者たちにあまり使われず、意味も不明になるとともに、水との付き合い方、水との尊さも失われつつあります。そこで、水に関する諺や故事・名言を広く世界に求め、知られざる深い意味を、ルーツを、あらためて解きあかすことを通して、自然環境と人間の生活の調和、水系における環境保全の必要性を考えたいと思います。

 歌人・俵万智さんの、「新しい時代の水の言葉」となる歌をご紹介します。

「ゆく河の流れを何にたとえても、たとえきれない水底の石」

」がつく熟語・格言
【水干】スイカン
  のりを使わないで、水張りにしてかわかした絹。 昔、着用した衣服で、狩衣カリギヌの一種。
【水上】スイジョウ
  池・湖・川などのほとり。水べ。 水の表面。水面。 ミナカミ〔国〕川の上流。川上。
【水土】スイド
  水と陸。 その地の気候・風土。〔 三国志〕 土地。〔 左伝〕
【水火】スイカ
  水と火。 日常の生活に必要なもの。「聖人治天下、使有菽粟如水火=聖人ノ天下ヲ治ムルヤ、菽粟有ルコト水火ノゴトクナラシム」〔 孟子〕 洪水や火災のように勢いが盛んなこと。 水におぼれ、火に焼かれるような苦しみ。「救民於水火之中=民ヲ水火ノ中ヨリ救フ」〔 孟子〕 危険なもののたとえ。(6)水と火は性質が相反することから、仲の悪いことのたとえ。〔 潜夫論〕
赴水火】スイカニオモムク
  〈故事〉水や火の中に進入する。危険を冒すこと。〔 史記〕
【不通水火】スイカヲツウゼズ
  〈故事〉日常生活に必要な水や火を融通しあわない。近所の人と交際しない。〔 漢書〕
【水月】スイゲツ
  水と月。 池や湖などの水にうつる月の影。 まぼろしのように実体のないもののたとえ。また、人がらの清らかなたとえ。 くらげの別名。〈類義語〉海月。『水母スイボ』
【水心】 スイシン
  河や湖のまんなか辺。 ミズゴコロ〔国〕 水泳のたしなみ。 「魚心ウオゴコロあれば水心(相手が好意を示してくれればこちらからも好意を示す)」の略。
【水天髣髴】スイテンホウフツ
  はるか遠くの海と空が、ぼうっと一つにとけあって見わけにくいさま。〔 頼山陽〕
【水随方円器】ミズハホウエンノウツワニシタガウ
  〈故事〉水はその容器の形によって変わる。民が善良であるか悪いかは君主の善悪によることのたとえ。〔 荀子〕【水仙】スイセン
  水中の仙人センニン。水の神の馮夷ヒョウイ、呉の伍子胥ゴシショ、楚ソの屈原、趙チョウの琴高、晋シンの郭璞カクハクなどのこと。 草の名。ひがんばな科の多年生植物。早春、香りのよい花をつける。
【水至清無魚】ミズイタッテキヨケレバウオナシ
  〈故事〉水があまり清いとかえって魚がすまない。人もあまり清廉潔白にすぎるとかえって人がなつかないことのたとえ。「水清無大魚=みずきよければタイギョなし」とも。〔 家語〕
【水曲】スイキョク
  みずぎわ。 川の流れの曲がったところ。
【水光】スイコウ
  水面の輝き。「白露横江、水光接天=白露江ニ横タハリ、水光天ニ接ス」〔 蘇軾〕
【水行】スイコウ
  水路をいく。〔 史記〕 川の流れ。
水交スイコウ
  〈故事〉水のようにあっさりした交際。君子の交わりのこと。▽「荘子」山木篇の「君子之交淡若水、小人之交甘若醴=君子ノ交ハリハ淡キコト水ノゴトク、小人ノ交ハリハ甘キコト醴ノゴトシ」から。
【水芝】スイシ
  はすの別名。『水且スイショ』
【水次】スイジ
  水上交通の宿駅。舟着き場。
水花】スイカ
  うきくさ。萍ヘイ・ビョウ。 はすの花の別名。『水華スイカ』
【水旱】スイカン
  大水と日でり。水害と旱害カンガイ。「水旱適継作、斗米幾千銭=水旱タマタマ継ギテ作リ、斗米千銭ニ幾シ」〔 陸游〕 水と陸。
【水村】スイソン
  川・湖などの岸辺にある村。「水村山郭、酒旗風=水村山郭、酒旗ノ風」〔 杜牧〕
【水伯】スイハク
  水の神。 黄河の別名。▽川の長の意。
【水利】スイリ
  水上交通の便利。 農業用水や工業用水・飲み水などの便利。
【水茎】ミズクキ・ミズグキ
  筆。 筆跡。 手紙の文。
【水国】スイコク
  湖や川などの多い土地。「水国秋風夜=水国秋風ノ夜」〔 李白〕
【水波】スイハ
  なみ。波浪。「清風徐来、水波不興=清風オモムロニ来タリ、水波オコラズ」〔 蘇軾〕
【水府】スイフ
  星の名。オリオン座にある星。水をつかさどる。 水神の住居。 水の神。水神。 〔国〕江戸時代、水戸藩の別名。
【水泡】スイホウ
  水のあわ。また、転じて人生のはかないことのたとえ。みなわ。『水沫スイマツ』 〔国〕「水泡に帰す」とは、せっかく努力したことが、むだになることのたとえ。
【水沫】スイマツ
   水のあわ。「水泡スイホウ 」と同じ。 水しぶき。
【水客】スイカク
  ひしの花の別名。 船頭。『水夫スイフ・水手スイシュ』 船で行く旅人。 各地に出かけて品物を売買する商人。
【水軍】スイグン
  水上での戦い。船いくさ。 「水師 」と同じ。
【水神】スイジン
  水の神。河や海の神。
【水師】スイシ
  官名。河川や管理をつかさどった。 船で装備した軍隊。『水軍スイグン』 舟をあやつる人。船頭。「水師絶叫、鳧雁起=水師ハ絶叫シ、鳧雁ハ起ツ」〔 蘇軾〕
【水馬】スイバ  
  虫の名。あめんぼ。みずぐも。『水黽スイボウ』 たつのおとしご。「海馬」とも。 速力のはやい軽快に進む舟。
【水浜】スイヒン
  川・湖のほとり。『水辺スイヘン・水頭スイトウ』
【水脈】 スイミャク  
  水の流れるみちすじ。『水路スイロ・水理スイリ』 地下水の流れる道すじ。 ミオ〔国〕川や海で、帯状に深くなった部分。船の水路となる。
【水竜】スイリョウ
  水中にいる竜。 軍船の名。 消火用ポンプ
【水陰】スイイン  
  水のこと。▽水は陰陽のうち陰に属する。 川の南岸。▽川の南を陰、川の北を陽とする。山の場合はその反対。
【水涯】スイガイ
  川や海などの岸。水ぎわ。
【水患】スイカン
  洪水の災い。『水害スイガイ・水災スイサイ』
【水魚之交】スイギョノマジワリ
  〈故事〉魚と水がきりはなせない関係にあるように親密な交際。「君臣水魚」とも。〔 蜀志〕
【水郷】スイキョウ
  川や湖のほとりにある村。 〔国〕川や湖のけしきがよいので有名な土地。▽スイゴウとも読む。
【水産】スイサン
   水中に産すること、また、その産物。
【水清無大魚】ミズキヨケレバタイギョナシ
  〈故事〉水が清く澄んでいればかえって大魚はすまない。人もあまり清廉潔白すぎるとかえって人がなつかないことのたとえ。「水至清無魚=みずいたってきよければうおなし」とも。〔 後漢書〕
【水窓】スイソウ
  船窓のこと。「日高猶掩水窓眠=日高クシテナホ水窓ヲ掩ヒテ眠ル」〔 白居易〕
【水族】スイゾク
  水中で生活する動物。魚や貝など。「天然二寸魚、細微霑水族=天然二寸ノ魚、細微ナルモ水族ニ霑フ」〔 杜甫〕
【水雲】スイウン
  水と雲。雲水。「鳳簫吹断水雲間=鳳簫吹断シテ水雲間カナリ」 水上にあらわれた雲。 海藻の名。もずくのこと。
【水運】スイウン
  陸運に対して、船で物資を運ぶこと。
【水葬】スイソウ
  死体を水中に葬ること。
【水程】スイテイ
  水路のみちのり。
【水無月】ミナヅキ
  陰暦六月の別名。
【水落】スイラク
  谷川の水量が減ること。「水落魚竜夜=水落魚竜ノ夜」〔 杜甫〕 ミズオチ〔国〕 水の落ちる所。 肋骨ロッコツの 型の下にあるくぼんだ所。みぞおち。鳩尾。
【水煙】スイエン
  水上にたつもや。 水たばこ。 塔の九輪の上についている炎の形をした飾り。▽「火」を忌みきらったことから。 ミズケムリ〔国〕水がこまかく飛びちって煙のようになったもの。しぶき。
【水禽】スイキン
   水べにすむ鳥。水鳥。
【水閘】スイコウ
  水量を調節するために、水の取り入れ口に設けたもの。『水門スイモン』
【水準】スイジュン
  水平をはかる道具。みずもり。「水準器」 物事の価値や高さをきめるときのもとになる程度。標準。
【水戦】スイセン
  水上で船に乗って行う戦闘。〈類義語〉海戦。
【水殿】スイデン
  水上にある御殿。また、水べにある御殿。「翠竹高梧水殿深=翠竹高梧水殿深シ」〔 元好問〕 天子の乗る船。
【水駅】スイエキ
  船着き場。
【水閣】スイカク
  
水辺にある高殿。『水楼スイロウ』「水閣風吹笑語来=水閣風吹キテ笑語来タル」〔 呉偉業〕
【水際】スイサイ
  水ぎわ。みぎわ。
【水精】スイセイ
  水の精。 水晶のこと。▽「水晶」は水の精と考えられていたことから。「水精之盤行素鱗=水精ノ盤ニ素鱗ヲ行ル」〔 杜甫〕
【水滴】スイテキ
  水のしずく。 文具の一つ。硯スズリに水を注ぐための器。水さし。
【水稲】スイトウ
  水田で栽培する稲。▽畑地で栽培するものを陸稲リクトウという。
【水碧】スイヘキ
  水晶のこと。▽一説に、碧玉(エメラルド)という。「採玉採玉須水碧=玉ヲ採ル玉ヲ採ル水碧ヲ須ツ」〔 李賀〕
【水墨】スイボク
  水と墨。また、絵をかくのに使う、うす墨。 「水墨画」の略。
【水墨画】スイボクガ
  墨色の濃淡だけを用いて描く絵。ふちどりや彩色はしない。水墨。
【水練】スイレン
  水泳の練習。 水泳の達者な人。
【水漏】スイロウ
  水時計。〈類義語〉漏刻ロウコク。
【水漿】スイショウ
  水と、どろりとした飲み物。 飲料水。また、飲み物。「銀瓶乍破水漿迸=銀瓶乍チ破レテ水漿迸ル」〔 白居易〕
【水盤】スイバン
  水を入れる浅くて平たい容器。陶製、金属製などがある。
【水輪】スイリン
   金輪・風輪に対して、古代インドの宇宙説で、大地を構成している層のうちの一つ。「一国水輪中=一国水輪ノ中」〔 袁宏道〕 水力で動かすひきうす。『水磨スイマ』
【水潦】スイロウ
  雨水。また、雨。 水たまり。 長雨。
【水甕】スイオウ
  水がめ。『水缸スイコウ』
【水檻】スイカン
  池・川などの水のほとりに面している手すり。水べの欄干。
【水難】スイナン
  洪水など、水による災害。 船が沈んだり、人がおぼれ死んだりする水による災難。
【水鏡】スイキョウ
  みずかがみ。物を正しく映すたとえ。〔 蜀志〕 道徳の手本とするような人。「人倫之水鏡」〔 孫綽〕 月の別名。 ミズカガミ〔国〕 水に姿をうつすこと。 書名。
【水鶏】スイケイ
  かえるの別名。 鳥の名。くいな。
【水獺】スイダツ
  獣の名。かわうそ。 中国南部の水上生活者を、いやしめていうことば。蜑戸タンコ。
【水簾】スイレン
  水が高いところから落ちてすだれのように見えるもの。滝のこと。
【水嚢】スイノウ
  
消火に用いる水ぶくろ。
【以水投石】ミズヲモッテイシニトウズ
  石に水をかける。少しも受け入れられず何の効果もないことのたとえ。〔李康〕


「水」がつく中国の古書

【水経注】スイケイチュウ
  
〈書物〉四〇巻。北魏ホクギの[レキ]道元レキドウゲン(?〜527)の著。成立年代不詳。
三国時代、魏のときの著作と思われる古書『水経』に注釈を加えるという形で、中国各地の水路とその流域を詳しく説明した地理書。
黄河に始まり、長江水系から江南の諸水系に及んで、その全流域の都城・古跡・山川にふれ、古書を多数引用して、漢以来の比較的正確な知識を集大成したものだが、当時まだなじみのうすかった江南の諸河川については、やや不正確な点がある。

【水滸伝】スイコデン
 
 〈書物〉一〇〇回。元ゲン末明ミン初の施耐庵シタイアンの著。成立年代不明。口語小説。
北宋ホクソウ末の1121年に、淮南ワイナンの人民が一揆を起こし、一時はかなりの勢力となって官軍を苦しめたが、やがて降参したという、『宋史』にも記されている事実をもとにして、南宋から元にかけて、講談師たちがその史実を伝説化し、ふくらませていった。それを施耐庵がまとめあげたものが本書である。
物語は、一〇八人の豪傑が、悪官におとしいれられたり、また、ふとしたはずみから盗賊となって続々と梁山泊リョウザンパクに集結する前半と、討伐に来る官軍を悩ませるが、やがて首領に迎えた宋江ソウコウの裏切りによって、朝廷に帰順し、他の一揆の鎮定を命じられて、次々と死んでゆく後半の二つに分かれる。
 知識人宋江の人間像は平板であるが、魯智深ロチシン・武松・李逵リキなどの無法者の痛快な活躍が生き生きと描かれており、「盗を誨オシえる」という理由で、たびたび政府の禁圧を受けたにもかかわらず広く愛読された。
指導の誤りが一揆を崩壊させたことは歴史の教訓として中国で重視されている。
日本でも江戸中期から明治にかけて、滝沢馬琴の翻訳や、建部綾足タケベアヤタリの『本朝水滸伝』などの模倣作・翻案が相ついで出されている。七〇回本、一二〇回本もある。四大奇書の一つ。

「水」がつく格言
【君子交淡若水】クンシノマジワリハアワキコトミズノゴトシ
  〈故事〉君子の交際は水のように淡々としているが、いつまでもかわることがない

【我田引水】ガデンインスイ・ワガタニミズヲヒク
  〈故事〉 自分に都合のよいように物事を行ったり、言ったり、考えたりすること
【明鏡止水】メイキョウシスイ
  〈故事〉曇りがない鏡と、波のない静かな水。心に何のわだかまりもなく、静かに落ちついている状態にたとえる
【杯水車薪】ハイスイシャシン
  〈故事〉杯の水で、車に積んだまきの燃えているのを消そうとする。ききめのないことのたとえ。「孟子」告子篇上の「今之為仁者猶以一杯水救一車薪之火也=今ノ仁ヲ為ス者ハナホ一杯ノ水ヲモッテ一車薪ノ火ヲ救フガゴトキナリ」から。
【赴水火】スイカニオモムク
  〈故事〉水や火の中に進入する。危険を冒すこと。
【不通水火】スイカヲツウゼズ
  〈故事〉日常生活に必要な水や火を融通しあわない。近所の人と交際しない。
【水随方円器】ミズハホウエンノウツワニシタガウ
  〈故事〉水はその容器の形によって変わる。民が善良であるか悪いかは君主の善悪によることのたとえ。
【水至清無魚】ミズイタッテキヨケレバウオナシ
  〈故事〉水があまり清いとかえって魚がすまない。人もあまり清廉潔白にすぎるとかえって人がなつかないことのたとえ。「水清無大魚=みずきよければタイギョなし」とも。
【水交】スイコウ
  〈故事〉水のようにあっさりした交際。君子の交わりのこと。▽「荘子」山木篇の「君子之交淡若水、小人之交甘若醴=君子ノ交ハリハ淡キコト水ノゴトク、小人ノ交ハリハ甘キコト醴ノゴトシ」から。
【水魚之交】スイギョノマジワリ
  〈故事〉魚と水がきりはなせない関係にあるように親密な交際。「君臣水魚」とも。

【水清無大魚】ミズキヨケレバタイギョナシ
  〈故事〉水が清く澄んでいればかえって大魚はすまない。人もあまり清廉潔白すぎるとかえって人がなつかないことのたとえ。「水至清無魚=みずいたってきよければうおなし」とも。
【渇不飲盗泉之水】カツスレドモトウセンノミズヲノマズ
  〈故事〉のどがかわいているからといって、盗泉という名の泉の水は飲まない。どんなに困っていても不正な事をしないことのたとえ。
【猶魚之有水】ナオウオノミズアルガゴトシ
  〈故事〉魚にとっての水のようなものである。君臣・夫婦などの親密で離れることのできない関係のたとえ。
【見瓶水之凍知天下之寒】ヘイスイノコオルヲミテテンカノサムキヲシル
  〈故事〉つるべの水の凍るのを見て、冬の来たのを知る。小さな事がらから大きな事がらの道理を知ることのたとえ。
【白水真人】ハクスイシンジン
  〈故事〉 後漢のおこる予言についての故事。王莽オウモウが漢朝から帝位を奪ったとき銭に金刀と書いてあり、二字あわせると劉リュウ(漢の姓)になるところから漢朝の再興をきらって貨泉と改めさせた。しかし、泉の字をわけると白水となり、貨の字をわければ眞(真)人(りっぱな人物)となることから、貨泉の文字は後漢の光武帝が白水郷(河南省)からおこって漢を再興する予言になったといわれる。〔 後漢書〕 転じて、銭の異名。
【盂方水方】ウホウナレバミズモホウナリ
  〈故事〉容器が方形ならばそれに入れた水も方形となる。人民の善悪は君主の善悪に従ってきまることのたとえ。
【背水之陣】ハイスイノジン
  〈故事〉 川をうしろにして陣地をつくり、敵に対する。逃げることのできない、決死の覚悟で戦いにのぞむこと。〔 史記〕 転じて、失敗すれば滅びることを覚悟で、事の成敗を試みること。
【萍水相逢】ヘイスイアイアウ
  〈故事〉うきくさと水とが出あう。▽旅行ちゅう、偶然出あった人どうしが知りあうことにたとえる。「萍水相逢、尽是他郷之客=萍水アヒ逢フモ、コトゴトクコレ他郷ノ客ナリ」
【蛟竜得水】コウリョウミズヲウ・コウリュウミズヲウ
  〈故事〉水を好むみずちが水を得る。▽君主たる者が人民を得て威信がそなわったときや、英雄がよい時勢を得たときにそのことを形容することば。「蛟竜得雲雨=コウリョウウンウをう」とも。
【行雲流水】コウウンリュウスイ
  〈故事〉ただよう雲と流れる水。一定の形がなく種々に移りかわることのたとえ。また、一つの物事に執着せず、物に対応し、事に従って自在に動くことのたとえ。

【覆水難収】フクスイオサメガタシ
  〈故事〉地上にくつがえした水は、もとにもどすことはできない。一度わかれた夫婦の仲はもとにもどらないことのたとえ。また、物事をするのにつごうのよい時機をはずすと、どうにもならないことのたとえ。

【覆水不返盆】フクスイボンニカエラズ
  〈故事〉〔国〕容器からこぼした水はもとにもどすことができない。すんでしまったことはとり返しがつかないことのたとえ

【遠水不救近火】エンスイハキンカヲスクワズ
  〈故事〉遠くの水は、近所の火事を消す役にはたたない。遠くにある物は、急ぎの役にたたないことのたとえ。「遠水近火」とも。

【鏡花水月】キョウカスイゲツ
  〈故事〉鏡にうつった花と、水にうつった月。見ることはできても、手にとることはできない美人や幻のたとえ。つかみどころのない事がらのたとえ
【高山流水】コウザンリュウスイ
  〈故事〉音楽のすぐれていることのたとえ。春秋時代の琴の名人伯牙ハクガが、高い山や流れる水のことを思って琴をひくと、友人の鍾子期がそれを感じとったという故事から。
【魚水契】ギョスイノチギリ
  〈故事〉君臣・夫婦などのちぎりの深いことのたとえ。▽「蜀志」諸葛亮伝の故事から。



 からウロコの「」に関することわざ 
「誘い水」
井戸のポンプで水が出ない時に、「よびみず」をポンプの中に入れてやると、回復する事があります。
この「よびみず」は最後の一滴で貴重な水です。「誘い水あらば。。。また「誘い水」は、なにかを捕らえる目的で使います、砂漠ではシンキロ。

「水魚の交わり」
水と魚の関係から、君臣の間柄の親密なことを言いますが、中の良い夫婦もこれに当たります。

「水を飲んで井戸を掘った人を忘れず」
革命のために犠牲になった人を忘れるなという意味です、なるほど、井戸を掘る時は水が湧き出て、きっと大変な作業ですよね。
日中国交回復に尽くした人の意味にも使われます。「水を飲みて源を思え」

「行く川の流れ」
人間の住みかと命のはかなさの例え、鴨長の隋筆「方丈記」の書き出しで有名です。。。行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。、、、
流れは尽きない永遠のようであるが、しかし水は元の水ではない。実に永遠に見える水も命も、永遠ではないので大切に!!

雨水・穀雨・小雪・五月雨」
季節や暦に関係する言葉の中に、なんと水に関係する言葉が多いことでしょう。雨、雪、露など、水の降るを知り、水の流れを知り、水の変化を知って暮らしてきた日本人の知恵が、ここにあります。

「油に水」
「火に油を注ぐ」

「澄んだ井戸も一匹のどじょで濁る」
グループをつくる時は注意しなくてはならない。

「川についていけば海に出る」
深い霧にまかれたり、山の谷間などで仮に道に迷ったりしても、落ちついて行動すれば大丈夫、といかにもスカンジナビアの地にふさわしい戒めです。道に迷っても水が命を守り、川が命を導く、、というわけです。

「春の雨は貴きこと油のごとし」
中国の農民にとって、春の雨はその年の収穫を左右する大切なものであったのです。春の雨の貴さは、昔も今も、21世紀になっても変わることがないでしょう。

「眠った水より悪い水はない」
賊に襲われた旅人が、馬で思い切って激流に逃げたら、案外浅くて難を逃れた。また襲われた旅人が、今度は穏やかで淀んでいる流れを渡ろうとしたら、その流れは底知れぬ深さで、馬も人も溺れてしっまた。「声を立てない人々は危険、そうではない人々は大丈夫」という、フランスに伝わる教訓話です。

「男が川なら、女は水たまり」
アラブの諺。乾期にはカラカラ、雨季には激流と化す川が男性生理の激しさなら、女性はさしずめプールの水。満々とたたえて一見静かに見えます。ところが、一旦セキをきって溢れた水の物凄さは、男ならいずこの国の方もご存じでしょう、、、、。

「雨が降るなら、雲があったはず」
火のないところに煙はたたず、と同じ意味のアラブの諺です。「約束ごとは雲、実行されて雨」なども、砂漠の民の実感。

「水の恩はおくられぬ」
日本に伝わる水の言葉で、水の恩恵の大きいこと。「親と水の恩はおくられぬ」「親の恩は送っても水の恩は送られぬ」とも言います。
また似たものに「水の恩ばかりは報われぬ」。水は人間が生きてゆく上に一日も欠かすことのできないものであり、その恩恵は計り知れない。恩恵の大きいことの例えにも使われます。

「湧く泉にも水涸れあり」
どんなに湧く泉も、尽きることがある。どんなに多くのものをもっていても、無くなることがあるという、日本の言いつたえです。

「ナイルの水を飲むものは、ナイルに帰る」
生命の起源とでもいうのでしょうか。インドでは「ガンジス河で水浴びした者は、ガンジスのほとりに帰って死ぬ」といい、ローマではトレビノの泉にコインを投げて、ふただび帰れる祈りにするなど、世界中に水を回帰のモチーフにする例は多いようです。

年寄りの冷水
年寄りが自分の身体の状態を考えずに無理をするのを戒めた言葉。身体のあらゆる機能は年とともに低下する。したがって、それに応じて行動も制限しなければならなくなる。刺激の強いものもよくない。冷たい水は、年寄りにとって刺激が強すぎるということからきた言葉。


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