水(回り)の便利館③  


省エネエコライフ 省エネ生活 3万円に挑戦 

もはや生活の必需品になっている簡単便利なガス、電気製品たち。
こんな便利なものを使っている以上、なかなか節約なんてできない、なんてあきらめないで!
ちょっとの工夫で、年間3万円のお得に挑戦することだってできちゃうんだよ。
★リビングで10000円お得編★
■照明のつけっぱなしをやめよう。■

 こまめな消灯を行うと、1年で1,888円のお得だよ。
 ちょっとひと休みのつもりで、マイルームからリビングに行く時も、電気は消すくせをつけようね。ついつい長居してってしまっても、「あ、しまった!」が防げるよ。廊下、洗面所、トイレなどの電気も「すぐに戻るから・・・」と油断せずに、こまめに消してね。

 ●インバーター式蛍光灯は従来の照明と同じ明るさなら約20%の省エネになり、同じ電力なら25%も明るさがアップ。取り替えるなら、インバーターに。

■テレビの見過ぎは財布の毒■
 テレビのつけっぱなしを1日1時間短縮すると、1年で1,192円のお得。4kgのCO2削減になるよ。
 家にいる間中テレビをつけてしまうという人、実はちゃんと見ていないという時間が意外に多くない?ながら族もいいけど、ちょっとだけ意識してテレビを消してみて。目のためにも、節約のためにも、テレビの見過ぎは控えてね。25型のテレビで1日1時間短縮すると、約51kWhの電気が節約できる計算なので、もっと大型のテレビではさらに節約効果がでてくるよ。

■音楽の流しっぱなしも控えよう■
 ステレオをつけている時間を1日1時間短縮すると、1年で996円のお得。
 テレビに次いで、ながら族で聞いてしまいがちなステレオ類も節約できるところがいっぱい。CDなら終わったところで切りやすいけど、ラジオを聞いてるとついつい流したままになっちゃう、こんな時は、タイマーをうまく使ってみてね。オフタイマーを使うのは寝る前だけじゃなく・・・ね。

■コンセントからプラグを抜こう■
 電気製品のこまめなスイッチオフを行うと、1年で2,374円のお得。
 かなり知られてきた待機時消費電力。リモコンでの操作待ちのための電力のこと、と思いがちだけど、リモコンがないものでも、メモリー、時計、液晶表示など、プラグを差し込んであるだけで電気を使っているものはたくさんあるんだよ。空気清浄機、炊飯器、電子レンジなど、家中を見回し、プラグをこまめに抜くようにしてね。そんなこといわれても、プラグが家具の後ろに隠れているから毎度抜くなんてできない,というお宅は、この際レイアウトから考えてみては?コンセントにホコリがたまると火災のもとにもなるから、掃除もしやすくして一石二鳥。

■エアコンの冷房時間は短めに■

 エアコン冷房の使用を1日1時間短くすると、1年で1,593円のお得。
 冷房って1年中使っているわけではないのに、結構お得だと思わない?つまり、エアコンはそれだけ電気がたくさんいるっていうこと。夏の間、エアコンに頼っていると、身体もだるいし、電気代がドカンとあがってしまうから、気をつけてね。

●エアコンのフィルターにほこりがたまると冷房効率が低下してしまうんだって。1週間から10日に一度は、フィルターを外して掃除をしようね。こまめにすれば、節電にもなるよ。

●カーテンやブラインドを上手に使おう
 部屋に入ってくる熱の20〜30%、部屋から逃げる熱の約10%は窓から。夏場は、外からの強い日ざしをシャットアウトしてみるだけで、全然違うよ。特に西日を避ければかなり涼しくなれそう。窓際にグリーンを置くだけでも、温度を下げてくれるよ。冬場は厚手で長めのカーテンで窓をおおえば、それだけで暖房効率があがるのも覚えておこう。

■掃除機もしっかりお掃除してから■

 掃除機のごみパックやフィルターの手入れをしてから掃除をすれば、1年で341円のお得。
 「あれ、おかしいな?」と思うほど、吸い込む力が弱くなったとしたら、それはごみパックがかなりいっぱいの状態。そうなる前に、早め早めの交換が吸引力維持の秘訣だよ。ついでにフィルターのホコリもこまめに取り除こうね。

●掃除機は部屋を片付けてから
 掃除機をかける前に部屋を片付けると、1年で692円のお得。
 掃除機はスイッチの入った瞬間に大きな電力がかかるから、スイッチのON、OFFをくり返すと消費電力が増えてしまう。部屋を片付けてから一気に掃除機をかければ、時間も電力も体力も節約できちゃうよ。

■アイロンはまとめて■

 毎日のアイロンを1日おきにまとめてすると、年間1,644円のお得。
 今日洗ったものでも、明日必要なものは意外に少ないはず。アイロンはまとめて一気にかけたほうが電気代はお得になります。同時にアイロン時間を短くする工夫もすれば、さらにお得だよ。

●洗濯物を干すときに、パンパンたたいてしわを伸ばしておくだけで、ぐっとアイロンがけが楽になるよ。低温→高温の順にかけて、ハンカチ3枚程度なら電源を切ったあとの余熱でも十分かけられるよ。

これで、合計で年間10720円のお得だよ!

★キッチンで10000円お得編★
■食器洗いはぬるめのお湯か水で洗おう。■

 お湯の温度を40度から30度に10度下げるだけで、1年で3,744円のお得。
 最初はちょっとぬるいと感じるかもしれないけど、洗浄力が変わるわけでもないので、少しずつ下げていくといいよ。お湯が熱いとカサカサ手荒れのもとにもなるそうだから、ぬるめのお湯で洗うのがお肌にもベターなんだって。

■食器洗いのすすぎはまとめて■

 水の流しっぱなしを1日3分短くすると、1年で2,869円のお得。
 食器をスポンジで洗っている間に、ついつい水を流しっぱなしにしてない?「そんなことないわ」っていう人も、すすぎながら洗い残した汚れを見つけたときは、つい水を出したまま、スポンジでこすったりしてしまいがち。洗剤で洗ったあと、いったんためすすぎでざっと泡を落として、汚れの落ちを確認すれば、すすぎも手早くすむよ。

●食べ残しのあるお皿はふき取ってから洗うのが基本だけど、そのときに便利なのが、古い電話帳。新聞紙よりゴワゴワしなくて拭きやすいから、台所で一冊置いておいては?

■電気ジャーポットの使いっぱなしをやめよう■
 1日8時間スイッチを切るだけで、1年で2,920円のお得。
 1日24時間保温しながら、水を足しては再沸騰・・・こんな使い方をすれば、電気代は1日30円、年間では10,950円もかかってしまうよ。ポットの中のお湯の量に関係なく、保温の時には1時間あたり約1円の電気代がかかっているんだって。
 7時間保温するのと、1回沸騰させるのとほぼ同じぐらいの電気代だから、長時間の保温はやめて、就寝時や留守のときにはスイッチを必ずOFFにしよう。ぼくんちでは、今は電気ポットは使わないで、必要な分だけ、ヤカンで沸かしてるよ。その方がすぐ沸くし、ガス代の方がうんと安いから節約になるよ。

■エコクッキングで賢く省エネ■

 ガスコンロの使用を1日10分ずつ短くすると、1年で744円のお得。
 例えば、いっしょに下ゆでできるものは同時にしたり、あくのでないものからゆでてお湯を使いまわすとか。また、保温性の良いステンレスの鍋を使えば、火を消してからも余熱だけで調理ができるんだって。
 煮物とかは、温度が冷えるときに味がしみこむから、一度保温させてほうが、おいしくなるよ。
 他にもこんな工夫をしてみてね。

●底が濡れたままの鍋やヤカンをコンロにかけると、水を蒸発させるのに余分な熱が必要で、約2%熱効率が落ちてしまうよ。拭き取ってから火にかけてね。

●コンロの炎は最大にしないで、鍋の底からはみださないようにね。はみ出た分の炎はまったくのムダだもんね。

●グリルで魚を焼く時に、水をいれたヤカンか鍋をコンロにかけておくだけで、余熱で結構あたたまるよ。i先に作っておいたお味噌汁を保温するときにも使えるね。


★冷蔵庫で12500円お得編★
■まずは、冷蔵庫の整理をしよう■
 効率よく冷やせば、年間10,131円のお得。
 満タンの冷蔵庫を整理して、入れるものをできるだけ減らせば、庫内の設定温度を下げても大丈夫。「強」から「弱」に変えるだけで、1日に約10円電気代が節約。そのうえ、庫内をきちんと整理していると効率良く冷やせるから、さらに1日約17円もお得だよ。食品を詰め込み過ぎると、目当てのものがどこにあるかわからないから、トビラを開けている時間が長くなったり、開け閉めが増えたり・・・と、何かと電気の無駄遣いになりがち。庫内はいつも整理して、賞味期限切れの食品などの無駄は出さないようにしようね。

■扉の開け閉め回数を減らそう■
 冷蔵庫の開け閉めを冷凍室15回を7回、冷蔵室50回を25回に減らすと、1年で929円のお得です。
 扉を開けると、それだけ冷気が逃げて電気の無駄。となれば、なるべく開けないようにするしかない!料理をつくるときは必要な材料を整理して一度に取り出す。スーパーから帰ったら冷蔵のもの、冷凍のものを分けておいてから一気にしまおう。「何かないかな?」と、とりあえずで冷蔵庫を開けるくせはやめようね。夏場のお茶は保冷ポットに入れてテーブルに置いておく。などやどこに何が入っているかをメモに書いてマグネットで張り付けておいても便利だよ。

■冷蔵庫に入れる時はしっかり冷ましてから■

 熱いものを入れるのをやめるだけで、年間2,408円のお得。
 冷蔵庫に90度のものを入れて24時間おくと、入れなかったときに比べて約6円も電気代が余分にかかってしまうんだって。沸かしたての麦茶を早く冷やしたいからって、冷蔵庫に直行させてしまうと、グンと冷えが悪くなってしまうから、やめてね。つくった料理を冷凍保存するときも、しっかり冷ましてから、冷凍庫に・・・ね。


 ★トイレ&バス&洗面所で10000円お得編★
■シャワーは手早く出しっぱなしをやめて■ 

 シャワーを1日3分間短くすると、1年で5,126円のお得。
 シャワーが水をたくさん使うのは知ってるよね、でも朝晩のシャワーはやめられない!そういう人なら、なおのこと、シャワーの使い方を工夫してみて。シャワーヘッドを節水型のものに変えてしまうという手もあるけど、髪や身体を洗う間はこまめに水を止めて、できれば時間も短めに。シャワーの時間が3分間短くなると、ガス代も21.8円、水道代も7.7円の節約になるよ。

■洗顔・歯磨きで水の流しっぱなしをやめよう■

 洗面所でも少し工夫するだけで、1年で3,586円のお得。
 水の流しっぱなしはもったいないから、顔をぬらして、石鹸を泡立て、しっかり洗って、さあゆすぐぞ、というときまで最初から水が出っぱなし、というのはやめてね。小さな子供やパパたちは、ついつい出しっぱなしにしていることが多いから、やさしくママがチェックしてみてね。

■奥の手でモトから解決しちゃいましょう■
 水の流しっぱなしが気になっても、なかなか家族は気をつけてくれない、というときは、奥の手でモトから解決しちゃいましょう。シンク下にある元栓をちょっと締めて、蛇口から出る水の量を減らす方法もあるからね。もちろん、あんまり閉めすぎるとちょろちょろとしか出ないので、そのへんは適当な加減でね。

■タオルドライでドライヤーを控えめに■
 ドライヤーの使用時間を1日3分短くするだけで、1年で498円のお得。
 長時間のドライヤーは髪を傷める原因にもなるし、電磁波の心配もあるから、髪のためにもブロウはテキパキと短く。シャンプーのあとは、しっかりタオルドライして乾かしてね。寝癖のついた髪は、ドライヤーよりも熱いお湯で絞ったタオルでぎゅっと押さえた方が、早くきれいになるから試してみて。

■洗濯機に詰め込み過ぎや、すかすか洗いはやめて■

 毎日している洗濯を2日に一度にするだけで、年間5,475円のお得。
 全自動でのお洗濯って、実は1回約56円もかかっているんだって。それも、洗濯物1kgあたりの電気と水の消費量は、容量の8割で洗った時の方が5割で洗った時よりも、それぞれ17%、23%も節約できちゃうんだよ。バスタオルも毎日洗う必要はないからね。
最近、僕はスポーツタオルで身体を拭くようにしてるんだ。たまるまで洗濯しなくてもさぼってるんじゃなくって、節約してるんだよって威張ってみよう。

■衣類乾燥機を使う前にはしっかり脱水■

 しっかり脱水してから衣類乾燥機を使えば、週3回の使用で、年間1,248円のお得。
 衣類乾燥機の電気代は1度使用するだけでおよそ80円。でも、洗濯のときの脱水時間を3分間から5分間にのばしてみたら、しっかり脱水されるから、乾燥機の消費電力も10%省エネ。乾燥時間も10%短縮できるよ。ちなみに、フィルターをお掃除しないで使ったら、3〜5回目には5〜7%も乾燥効率が下がるから、フィルターは使う度にお掃除しよう。使い終わった歯ブラシでお掃除すると簡単だよ。

■暖房便座はこまめに消して■
 寝る前にスイッチoffで、年間1,833円のお得。
 トイレに座って「ひや〜」っとするのはイヤなもの。でも、だからといって一日中便座ヒーターの電源を入れておくのはちょっと考えもの。意外にもこの便座が電気を消費しているんだからね。就寝時や外出時には忘れずにOFFにしてみて。便座カバーを使えば、うっかりスイッチを入れ忘れていても大丈夫だよ。

■大と小のレバーを使い分けるだけで水の節約■

 毎日毎日、何度も何度も流すトイレだから、その使い方を少し工夫するだけで節約もばっちり。毎回、大のレバーで流さずに小ののレバーを使い分けて。音消しだけに水を流すのは、もったいないよ。貯水タンクにペットボトルや空きビンを入れて沈めておくと、流水量が少なくなって水の量も節約できるよ。最近は、賢い節水グッズも売っているよ。

■お風呂の追い焚きを減らそう■

 1日1回追い焚きを減らすと、年間3,375円のお得。  お風呂の追い焚きは、とってもとっても不経済。沸かしたらすぐに入る、家族が続けて入ることを心掛けてみては。一番いいのは、なるべく一緒に入っちゃうこと。普段のコミュニケーション不足も一気に解消できちゃうよ?!それから、 お風呂のフタをするのとしないのとでは、お湯の温度の下がり方が1.5〜3倍も違うんだって。次の人がすぐに入る時でもこまめにフタをしてね。一人で入って、ゆっくりシャンプーをする時もフタをしてみて。お湯が冷めなくて、追い焚きも不要になるよ。

■お風呂の残り湯を洗濯に使ちゃおう■

 お風呂の残り湯を毎日の洗濯に利用してみたら、1年で19,633円のお得。
 残り湯は冬場の翌朝でも25度から30度くらいあるから、まだ温かいうちに洗濯に再利用すれば、冷たい水道水を使って洗濯するよりも効果的に汚れが落とせるよ。もちろん、水の節約も大幅にできちゃうね。

★参考文献
「上手に使って、快適省エネ」パンフレット 東京電力発行  「環境家計簿」 環境庁地球環境部発行  「エネルギーダイエットノート」東京都発行  「省エネ家族奮闘記」財団法人省エネルギーセンタ−発行  「地球を救う133の方法」家の光協会発行  「エコロジーシンフォニー」

金額の計算には、次の数字を入れています。
ガソリン90円/リットル 電気22.75円/KWh 灯油50円/リットル ガス120円/立方メートル 水道水326円/立方メートル


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