水のアンケート館 ■水に関するアンケート
ダイオキシン汚染恐い 水にかかわる生活意識調査
若者は水道水の評価低い ミツカン水の文化センターが実施
水に関して不安に感じるのは「ダイオキシンによる汚染」や「飲料水、生活用水の悪化」など、水道水への評価は若い人ほど低いという結果が、ミツカン水の文化センター(愛知県半田市)が行った「水にかかわる生活意識調査」で」わかった。
調査は1995年から実施しており、今回は6月初旬、東京圏(東京,千葉,埼玉,神奈川)、大阪圏(大阪,兵庫,京都)、中京圏(愛知,三重,岐阜)に住む20〜60歳代の男女600人を対象に行い、490人から回答があった。
「水に関して日ごろ不安に感じていること」(複数回答)は、「ダイオキシンによる汚染」が79.8%で1位であった。大阪・能勢町のダイオキシン問題を機会に、初めて回答項目に加えた昨年(82.4%)に続いて最も多い回答だった。
2番目に多かったのが「飲料水や生活用水の悪化」で70.6%を示している。いずれも家庭などで水を使う機会が多い女性の方が男性より不安を感じていた。
また、家庭の水道水を10点満点で採点すると、全体の平均点は6.1点で、年齢別では20歳代が5.4点と最も低く、50歳代以上の6.9点と1.5点の差があった。
同センターの担当者は「水は生活に深く根ざしたものなので、社会的な背景が意識調査に表われやすく、ダイオキシンに対する関心は依然として高いようだ。若い人ほどミネラルウオーターなどを飲む機会が多く、より水道水をまずいと感じるのでは」と分析している。 <1999.8.7 読売新聞記事( 一部編集)>
8割近くが『ダイオキシンによる汚染』が不安と回答■水に関する不安(99年/全体) 単位:% ダイオキシンによる汚染 79.8 水に関して日ごろから不安を感じていることについて聞きました。
その結果、1位『ダイオキシンによる汚染』(79.8%)、2位『飲料水や生活用水の悪化』(70.6%)、3位『環境ホルモンの生物に与える影響』(64.7%)、4位『酸性雨』(63.1%)、5位『水質汚濁による生物の減少・死滅』(61.4%)の5項目が6割を超えました。
属性別に見ると、全体的に男性に比べて女性の不安が大きいという傾向があり、また、大阪圏・中京圏に比較して東京圏の不安が大きいという点が目に付きます。 byミツカン飲料水や生活用水の悪化 70.6 環境ホルモンの生物に与える影響 64.7 酸性雨 63.1 水質汚濁による生物の減少・死滅 61.4 水質汚濁による環境の悪化・悪臭 44.7 ダムや堤防建設による自然環境破壊 39.6 給水制限 27.1 小河川トンネル化等による水辺景観減少 16.7 水難被害 8.2
■もっとも好きな「水辺」は『渓流・滝』 (%) もっとも「好きな水辺」の1位は『渓流・滝』(64.5%)、2位は『海の砂浜』(60.4%)でした。
上位には自然の水辺が並び、『プール』(11位/4.9%)、『高層ビルが見えるウォーターフロント』(10位/5.1%)、『横浜ベイブリッジのような海上の橋』(9位/9.2%)など人工的な水辺は概して人気がありませんでした。1 渓流・滝 64.5 2 海の砂浜 60.4 3 川岸 41.6 4 温泉 34.1 5 湖の辺 24.9 6 海が見渡せる岸壁 19.6 7 料亭の中庭等の池や小川 11.2 8 街中の公園の噴水 10.4 9 海上の橋 9.2 10 高層ビルが見えるウォーターフロント 5.1
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