スウェーデン鋼

Q 特長は?
A スウエーデン鉱石を原料にして作った海綿鉄や処女性錬鉄(スウエーデン鉄)を主原料にしたハガネを言います。このハガネは、成分中に燐や硫黄などの不純物元素がとても少ないため、古くより、高級材料をして使用されています。

 



クラッド材

 

Q 特長は?
A ●この材料は、種類の異なる材料を接合して一つの材料としたものを意味しています。
●洋包丁の場合、焼きの入る鋼(炭素鋼やステンレス鋼)を両側から錆びにくいステンレスで挟み込んだものが多く、割り込み包丁と呼ばれています。また、材料が三つの層になっているので、この材料を三層鋼と言っています。
●多くの和包丁も鉄と鋼を鍛接によって接合したものなどで、二層のクラッド材と言ってよいと思います。
●また、鍋などにも三層鋼が使われています。ただし、両側は錆びにくいステンレスですが、真中には熱伝導率のよい銅を使用している場合が多くあります。

 



鋼(はがね)

 

Q 特長は?
A 鋼とは、鉄と炭素の合金です。さらに正確に言うと、炭素のほかにケイ素・マンガン・燐・硫黄は必ず混ざっています。鉄に含まれるこの五つの元素を「鋼の五元素」と言い、含まれる量によって鋼の性質が異なります。燐と硫黄は不純物と考えられていますが、鋼の製造工程上その混入を防ぐ事は困難であります。混入量が少ない材料ほど、高級材と言えます。

 



ブルーテンパー材
ダル材

 

Q ダル材とは?
A 普通の鉄です。一度出来た黒皮材の凹凸と表面の皮膜を落とし、ロールで鏡のように伸ばしてツルツルの板にします。ここまでの工程がダル材です。

Q ブルーテンパー材とは?
A 一度出来た黒皮材の凹凸と表面の皮膜を落とし、ロールで伸ばし鏡のようにツルツルの板にします。その板を最後に焼き付けて酸化皮膜を作ります。すると表面に細かな凹凸ができ、油のなじみが良く丈夫で錆びにも強いブルーテンパー材が完成します。

Q それぞれの材料の使用されている商品は?
A ブルーテンパー材・・・厚板フライパン・オーブン用フライパン・中華鍋・北京鍋
ダル材・・・・・・・・シルバアローフライパン

 



 

Q 特長は?
A ●硬質で延性・展性に富み、強磁性があります。
●湿った空気中では、錆びを生じやすい。
●実用の鉄は、少量の炭素を含みその含有量によって、鋳鉄から鋼に至るさまざまな特性を発揮します。

 



砂鉄

 

Q 特長は?
A 岩石中に存在する磁鉄鉱が岩石の風化分解によって流され、河床または海岸・海底に堆積したものです。

Q 特長は?
A ●炭素原料を最終的に3000度の高温で焼き上げた素材に炭素系特殊コーティングをした素材です。
●遠赤外線がおいしさを逃がしません。同じ用途のアルミや鉄、陶板などに比べて抜群の遠赤外線放射率で、お肉や野菜など食品を表面は焦がさずに内部からソフトに素早く焼き上げます。
●熱伝導率が非常に良いため、早く熱せられ、均一温度になりますから、焼く位置によるムラがありません。また、蓄熱が大きく、冷めにくいため、弱火で調理でき、火を消しても余熱で調理できます。
●素早く熱せられ、遠赤外線で内部から焼き上げるため、煙がほとんどでません。また、潤滑油のある素材ですので、焦げることもなく、オイルも殆ど入りません。
●熱膨張率がひじょうに小さいため、急熱、急冷しても割れません。
●電磁調理器に使用できます。

Q 使用上の注意点は?
A ●ナイフ、フォークは使用できません。
●空焚きなしないで下さい。
●洗うときは、中性洗剤を使用し、スポンジで洗って下さい。

 



亜鉛引

 

Q 特長は?
A 鉄に亜鉛の薄膜をかぶせたものです。亜鉛でメッキした薄い鉄板はトタンと言います。屋根葺き・塀などに用い、ブリキより化学的耐性が優ります。

 



ブリキ

 

Q ブリキとは?
A 錫をメッキした薄い鉄板。


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